「今、とても幸せ」
そうおっしゃる、ある女性患者さん。
循環障害のため足梗塞をきたしていた彼女が選んだ道は、「カテーテル治療やバイパス手術を受けずに、自然の成り行きに任せること」でした。
私はこの道を「看取りの傷」と呼んでいます。 彼女の自己治癒力で、統計的には治る見込みのほとんどなかった傷が、奇跡的に治ってきています。 「このチーム」で足に施したことを書き出してみましょう。
・足を洗う ・足を保湿する ・足を安静にする装具を履く ・輻射熱で温めるウォーマーを履く
……何ら特別なことはありません。誰でもできることの積み重ねです。 「なぜこのチームが最高だと思うのですか?」 「私の思いを尊重してくれて、こんなに楽にしてくれたんだもの」 「今回の経過や、あなたの思いを多くの人に伝えたいです。足の写真を公開してもよろしいでしょうか?」 「どうぞどうぞ」 快諾いただき、早速彼女の足“だけ”にカメラを向ける私に、彼女は笑顔でおっしゃいました。
「私の足というより、このチームが最高なのよ」
上記いきさつから、チームメンバーの顔とともに今回のエピソードをご紹介することとなりました。
メンバーは患者さんとその娘さん、フットケア指導士、私です。 終末期と診断された足にできることはたくさんあり、幸せをつかむ患者さんは少なくありません。
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花田フットケアラボでは、桑名医療センター血液浄化療法部の加納智美さんをお招きし、座談会と講演会を開催します。 ・フットケア座談会…… 7月11日(土)・19:00~20:00 ・フットケア講演会…… 9月5日(土)・19:00~20:30 「循環障害をきたした足の終末期に考えるケア」 加納さんの熱いトークに励まされ、同時に癒しを感じることでしょう。
「目の前の患者さんに明日からなにができるのか?」 一緒にそのヒントをつかみましょう!
藤岡尚美様 コメントありがとうございます😊 患者さんに愛を送っているつもりですが、大きな癒しを頂いているのかなとおもいますね。
心と心が繋がった素敵な写真です。治す、看守る、患者さんからエネルギーを頂きました。ありがとうございます😊💕